TRAD Takarazuka Relational Art Days

しばらくの間、外出や旅行を自由に楽しむことができない日々が続いています。
実は身近にある喜びや楽しみ、点在する地域の魅力や文化を、アートを通して再発見し、つなげる試みがTRAD(Takarazuka Relational Art Days)です。

コンセプトは、異種交配。地域と人、様々なジャンルのアートを組み合わせて、この場所だからこそ生まれるダンスや音楽、映像などのライブパフォーマンス、アート作品の展示、ワークショップなどを、まちなかやご自宅でお楽しみください。

Greeting

主催者からのごあいさつ

このコロナ禍において、エンターテイメントを含む様々な文化芸術のイベントが開催中止を余儀なくされ、また、アーティストやクリエーターは長い期間、その活動や表現の場を失っています。

本市では、文化芸術活動の再開支援を目的に施設使用料の1/2を補助する制度を設けていますが、これによって今までどおりの活動が再開できているかというと、十分とは言い難い状況があります。

一方、未だ全国各地で感染者が確認され続けていることから、ガイドラインに沿って感染症対策を講じた上でイベントを開催する場合であっても、様々な意見が寄せられ、多くのイベント主催者が開催に踏み切れないという声をいただいています。

今必要なことは、コロナ禍であっても文化芸術活動が継続できる方法を行政が主導または協働しながら模索し、実験的に取り組むことではないか、また、このことは文化芸術の振興のみならず、ひいては地域としての魅力を高め、観光振興に寄与するのではないかと考え、このTRADを開催することに至りました。

アーティストやクリエーターをはじめ、このTRADに関わってくださる方々とつむぎ、つないだ日々が、多くの人の喜びや活力となり、宝塚の新たなTRADとなることを心より願っています。

※宝塚市文化芸術活動再開支援事業補助金の詳細はこちら

TRAD ロゴ  デザインコンセプト

多種多様なアーティストが、宝塚の地で交わり掛け合わさることで、新たな文化芸術の創造と発信となることを目的とした「TRAD」。 組み合わせ自由な「積木」を基調とし、カラフルで親しみが持てるデザインに仕上げた。メインロゴの他に2種類のサブロゴを用意することで、多様性と遊び心を表現した。

ロゴデザインを考えた人

升田学 Manabu Masuda
グラフィックデザイナー・美術家・ダンサー
1973年生まれ、宝塚市在住。1995年大阪市内デザインプロダクションに入社、2002年独立。独立当初からNPOダンスボックスの広報デザインを担当。城崎国際アートセンターなどロゴデザインを多数手がけている。また、美術家として2006年、一本のハリガネを一筆書きのドローイングのように創作する美術作品「ヒトスジ」を発表。2016年には伊丹工芸センターにて大規模な展示をするなど、展覧会多数。一方でダンサーとして「夜のことば」(2014~)、「ウタタラ」(2018~)、漂流詩(2019~)を企画し上演を重ねている。その他、やなぎみわ、セレノグラフィカなどの舞台作品に多数出演。元維新派。http://www.a-t-n.jp/

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